週末のこと、公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所様が運営する九州で唯一のファブラボ「ファブラボ大分」へお邪魔しました。
ファブラボ(Fab Lab、fabrication laboratory)とは、『「ほぼあらゆるもの(”almost anything”)」をつくることを目標とした、3Dプリンタやカッティングマシンなど多様な工作機械を備えたワークショップ。世界中に存在し、市民が自由に利用できる事が特徴。』とWikipediaにあります。
ファブラボ大分は今年の1/26(日)にオープンしたばかり、どんなことができるのかとても楽しみに伺いました。
入り口を入ってすぐの左手には3Dプリンターが並んでいました。
左側の大きなものは石膏用の3Dプリンター、真ん中は出力された石膏の粒子を吹き飛ばしキレイに形作るもの、右側のものは樹脂用の3Dプリンターです。
こちらで指輪を作らせてもらう事にしました。
3Dプリンターメーカーの3Dデータからデータをダウンロードし、指輪のサイズやデザイン、飾りなどを選んで出力する、という作業なのですが、パソコンでクリックするだけで選択でき、とても簡単に制作できます。
自分が加工した3Dデータを3Dプリンタに読み込ませます。
あとは、出力されるのをじっと待ちます。
出来上がったものには出っ張りがあるので、ペンチで切り取ったりヤスリでこすったりして整形します。いわゆる「バリ取り」です。アナログ的な作業がものづくりの醍醐味を味わわせてくれます。
木版にプリントされた私の写真、こちらはレーザーカッターに写真を読み込ませて作成したものです。
名前が記されたシールは、カッティングマシンで作成して頂きました。
ミリングマシンとは、物体を削って形にしていく機械です。彫刻を機械化するイメージ、といったところでしょうか。
その他にも、描いたものが形になる3Dペンなど、とても面白い機械がありました。
こちらの機械が動く様は、まるで工場の中のロボットを見ているようで、思わず童心に帰ってしまいました。子どもはとても喜ぶような気がします。意外と子どもの自由な発想で面白いものができるような気がします。
誰もが気軽にICTを活用して発想を形にする場所、それが「ファブラボ」です。想いさえあれば簡単なパソコン操作だけでモノづくりができます。モネケンの木版ネームプレートはロゴを入れて頂いたのでオリジナル感がありとても気に入ってます。ブランディングツールを気軽に試作できるのも魅力的でした。
ファブラボに設置してある機械は、現在のところまだまだ高額で簡単に購入して試すにはハードルが高いように思います。
ぜひファブラボを活用して、実際に触って試してみて、様々な可能性を模索してみられてはいかがでしょうか?