ネットショッピングでのトラブル

今朝の地元紙の社会面に掲載の「巣ごもり 通販増 トラブルも」という見出しに目が奪われました。
コロナ禍で外出自粛期間中に、ネットで購入した方が、受け取った商品が粗悪品だったため交換を依頼する目的で事業者に連絡したそうですが、お詫びのメッセージは届くものの電話もつながらず直接連絡が取れないため、消費生活センターに相談したそうです。

実際に、このような通信販売でトラブルになるケース、例えば「商品が届かない」「届いた商品が見たものと違う」などといったことが増えていると記事にもありました。

ネット通販の需要は今後も増えるだろうし、購入する側は細心の注意を払う必要があるなぁ、と思っていたところに、以前、当方のスマホ教室にご参加くださった方から連絡が入りました。

実は、こちらの記事はその方が取材を受けた内容が掲載されたのだそうです。びっくりしました。

普段使ってらっしゃるSNS数種に広告が掲載されていたため安心だと思ったこと、商品が比較的安価だったため質には妥協していたこと、代引きで購入が可能だったことを購入した理由として挙げられました。
実際に届いた商品は、妥協していたより粗悪なもので、とても払った金額に見合うものではなかったとのことでした。

購入されたショップ名をお聞きし、ネットで調べてみたところ、ショップのホームページには海外拠点の事業者と記されていました。ホームページの他には、商品紹介や販売促進を目的にSNSのアカウントを複数運用されていました。
また、購入者から「粗悪なものが届いた」「返品したいが先方に連絡がつかない」など今回の事例と似たようなケースの書き込みが多数ありました。

ネットで購入しようとする際は、相手(販売元)を疑って購入することはしないと思います。また、商品価格が比較的安価であれば、そこそこの商品が届くのでは?と妥協していることもあるでしょう。

しかしながら、相手を信用し支払いを済ませた後に、「商品が届かない」「購入時に使ったクレジットカード情報が悪用された」などといった事例も発生しています。

ネットショッピングは、実際に商品を目で見て購入するわけではありませんから、「購入は信頼できる相手から」を徹底していただければ、と思います。

相手を信頼するために、販売元の情報や返品の条件など、事前に調べるようにしてください。