5月24日(木)に開催された「日韓シニアネットフォーラム in 佐賀 2012」へ参加してきました。
総務省の情報通信月間参加行事となっているこちらは、今年で12回目の開催だそうで、毎年、日本と韓国それぞれの場所で交互に開催されているとのことでした。
今年は、古湯温泉で有名な佐賀市富士町のフォレスタふじで開催されました。
プログラムは3部構成となっており、
第1部 シニアのための楽しいICT体験講習会
第2部 日韓シニアネットシンポジウム ICTで変わるシニアの観光
第3部 日韓交流・懇親会
という流れで開催されました。
第1部で私は「スマートフォン入門 パソコンみたいな電話『ギャラクシータブ』体験」に参加しました。
講師は、NTTドコモ佐賀支店の方々。入門編ということで、ギャラクシータブは1人1台ずつ貸与して下さいました。
参加者は10名、そのうちスマートフォン利用者は2名、しかし皆さんは全員、パソコンを駆使なさるそうです。
スマートフォン特有の操作や用語の説明をして頂き、テキストや音声入力によるウェブ検索、カメラやマップの使い方など約2時間の講座となりました。
また、第2部は、佐賀県 統括本部 情報企画官 兼 教育庁 情報企画監の廉 宗淳さんの記念講演がありました。
廉さんは、様々な肩書きをお持ちで、日本国内を縦横無尽に活動なさっています。
韓国の電子行政と日本での導入が進まない現状、日本は子供や教育への投資が非常に少ないこと、韓国の情報化村での地域活性化など、非常に興味深いお話がたくさんありました。
廉さんのお話を伺い、韓国のICT先進事例を知ることができました。
ICT導入には、効率化、利便性の追求、経費削減など様々な目的と利点がありますが、人と人とのコミュニケーションが土台にあってはじめて功を奏すものだと改めて感じました。
導入だけでなく、継続して利用してもらうためにはそれなりの苦労があったはず、日本はまずはそれを学ぶべきだと思いました。
韓国で実施されたICTの様々な取り組みを佐賀で実証したい、とも仰っていた廉さん。
行政、教育分野のICT利活用では、佐賀県は既に一歩先行く存在ですが、今後の動向から益々目が離せません。