大人の役割を考える

駐車場

昨日、熊本市立高平台小学校の校内研修会で情報モラルの講師を務めさせて頂きました。

研修会が終わった後、校長先生、担当の先生とのお話の中で出てきた話題です。

ショッピングモールなどに行くと、駐車場に車椅子優先の駐車スペースがあるが、障がいを持つ方々や高齢者の来訪数を考えた場合、とても準備されたスペースで足りるとは思えない。建物のそばの駐車スペースは、そのような方々が停められるようにして、健康で歩くことができる私たちは、遠くに車を停めて歩こう。

これは、校長先生がご自身のお子さんに仰っていたことなのだそうです。

私は自分が恥ずかしくなりました。

同じような状況であれば、車椅子優先の駐車スペースに停めないまでも、なるべく建物に近いところに車を停められるスペースを探していました。もちろん娘が同乗している時も同様でした。

娘にしてみると、親の私がそのような行動をしているのだから、車の免許を取得して自分で運転するようになったら、きっと私と同じような行動をするに違いありません。

周りに配慮すること、健康に感謝すること、親がお手本となって行動すること、この3つの要素がこの話の中に含まれていると思いました。

日常生活における躾とはこういうことなのだと実感しました。

インターネットがより身近になっている現在、インターネット利用の低年齢化が懸念され、現に子どものネットトラブルが増加傾向にあります。インターネットの特徴を知らなかったために生じたトラブルもありますが、我慢できない、相手を思いやることができない、社会のルールを守ることができないなど、いわゆる規範意識があまり高くない子どもに起こりやすい傾向にあるようです。

ルールを守る、相手を思いやる、など日常生活の中で大人が模範となって示し、それを繰り返すことで子どもの身につく、これが躾なのではないでしょうか?

保護者をはじめとする大人の役割は重要です。