2013年1月31日、熊本電子ビジネス専門学校のビジネスキャリア科ブライダルビジネスコース8期生(現在1年生)によるイベントが開催されました。
それは、「模擬結婚式」と称した学生たちの成果発表の場です。
私は昨年の9月から本校にてビジネスキャリア科のパソコン実習の授業を担当させて頂いており、それがご縁で学生たちからお招きを受けました。
熊本城を臨む素敵な場所での「模擬結婚式」は、ブライダルビジネスコースの学生たちが、人前式と披露宴の段取りから一切を取り仕切り、この日まで準備を整えていました。
関係者が新郎新婦の両親に扮し、来賓役を関係者とビジネスキャリア科医療・福祉事務コースの学生たちが演じました。
指輪の交換や美味しいコース料理、新郎新婦のお色直しやブーケトス、余興の盛り上がり具合など、まるで本物の結婚式に出席しているようでした。
披露宴でお決まりの、新郎新婦から両親への御礼の手紙を読む場面もありました。
感極まり涙を流す方もあったほど、本当の結婚式さながらのとても感動的なシーンでした。
披露宴も無事に終了し、新郎新婦退場の前に、ブライダルビジネスコースの学生たちから御礼の挨拶がありました。
短い準備期間の中でそれぞれの役割を果たした7名の彼女たちは、この日を迎えるまでかなり紆余曲折があったそうです。
役割を決め準備をしてきたそうですが、最初はなかなかチーム連携が上手く行かなかったそうです。
一言ずつ自分の言葉で挨拶をする彼女たち、自身の反省や仲間への賞賛を涙ながらに語る学生もおり、一つの目標に真剣に取り組んできたこれまでを垣間みたような気がしました。
「貴女のことをちゃんと見ているよ」「頑張ったよね」など、恥ずかしかったり、照れくさかったりして、口に出しづらい言葉をしっかり声に出すことで、お互いを認めあうことができる彼女たちを見て、菊池省三先生の「褒め言葉のシャワー」を思い出し、とても嬉しくなりました。
「模擬結婚式」を通じて「やり遂げることの重要性」と「仲間のありがたさ」を経験したであろう彼女たちをとても逞しく、そして羨ましく思いました。