この虫みたいなマークをご存知ですか?
このマーク、QRコードと言います。
縦と横の2方向に情報を記録することができるため二次元バーコードとも言われています。
上の写真のように、スマートフォンのQRコードリーダーで、QRコードを読み取ることで、様々なことができます。
最近は、スマートフォンを活用して支払いを行うキャッシュレス決済でよく見かけるようになりました。
QRコードには様々な情報を埋め込むことができます。
例えば、WEBページのURLが埋め込まれていると、QRコードリーダーで読み取るだけで、httpで始まる複雑な英数字の羅列をわざわざ入力することなく、スムーズに埋め込まれたWEBページにアクセスできます。
また、予め自分自身の名前や電話番号、メールアドレスを設定したQRコードを作成しておくと、読み取るだけで簡単にアドレス帳に登録できます。名刺にこのようなQRコードを貼り付けておくといいですね。
地図情報をQRコードに埋め込むこともできます。お店やイベントの場所などを設定しておくと、読み取るだけで地図上に場所が表示されます。
そんな様々な使い方ができるQRコードですが、私が最近知った便利な使い方を記しておきます。
それは、Wi-Fiのアクセスポイントの情報をQRコードに埋め込んでおくことができる、というものです。
Wi-Fi環境をサービスの一環で提供しているお店も増えてきました。Wi-Fiの環境を提供する場合、通常はSSIDと言われるWi-Fiの電波の名前とパスワードをお知らせし、利用者に直接入力してもらうことで利用できるわけですが、QRコードにWi-FiのSSIDとパスワードの情報を埋め込むことで、利用者はそれを読み取るだけで簡単にWi-Fiに接続できるというものです。
この場合のQRコードは、デンソーウェーブ公式のQRコード作成サイトで作成する必要がありますが、Wi-Fi利用の有効時間やアクセス解析なども行うことができ、便利です。
読み取る場合は、iPhoneのカメラやGoogleレンズ、スマホのWi-Fi設定画面からQRコードを読み取ることでパスワードを入力することなしに簡単にWi-Fiに接続できます。
また、公式QRコードリーダー“Q” アプリを用いると、上記のようにWi-Fiに接続できることはもちろん、細かいQRコードや小さなQRコードも読み取ってくれたり、またこのアプリでQRコードを作ったりできるので、インストールする価値はあります。
QRコード、ぜひ活用してみてくださいね。
QRコードはデンソーウェーブの登録商標です